ビューティアンドウェルネス研究所 第2回講演会を開催しました
ミス・パリ・グループ(所在地:東京都中央区銀座、代表:下村朱美)の一つである学校法人ミスパリ学園は、ビューティウェルネスに関する学術理論を構築し、学問分野としての確立並びに同産業界の発展に寄与することを目的として、「ビューティアンドウェルネス研究所」を設立し、2020年12月3日(木)に第2回目の講演会を開催しました。
当研究所所長の東京藝術大学副学長、大学院美術研究科文化財保存学の教授、籔内佐斗司氏より、「全く新しいことを始める、ビューティアンドウェルネス学というものを確立するための活動として、この研究所を立ち上げた。ここから新しい学問が生まれ新しい大学ができていく。まだ誰もやっていないことを始めることが大変楽しみです」と挨拶がありました。
北里大学名誉教授で自由が丘美容クリニックの医師 塩谷信幸氏の講演では「アンチエイジング~美しく年を重ねる~」と題して、老いの原因や老化防止と若返りについてのお話がありました。また、幸福感はサイエンスできるもの(科学的な部分)と情緒的なものがあり、両方が大切であることや、人に必要とされることがQOL(Quality of Life)の核心であり、美とウェルネスが目指すところもまたQOLであると語られました。
元聖徳大学大学院・人間栄養学研究科教授で医学博士の加納和孝先生からは「遺伝子と美容学」と題して、環境による遺伝子の変化や遺伝子による疾患などの講演がありました。これからの課題として、抗炎症作用のある植物成分、香料(香油)などの研究開発や、症状の原因になっている遺伝子の解析と対処法の開発、その目的を持った教育法の開発が必要であるとお話されました。
最後に作家の中谷彰宏氏より総括があり、「私たちは人間に興味があり、美しいものに興味がある。こうして勉強しているということが “人間が元気になって若返る” ということ。未来の希望が組み立てられ、脳にスイッチが入る。」 とお話されました。
次回、第3回目、2021年1月7日(木)開催では、中谷氏の講演を予定しております。
今回と同様横浜で開催します。
※4月以降については、別途ご案内します。